マイクロソフトのサポート終了となった”Windows7”PCを、最新のWindows10にアップグレードします。
これまで使ってきた愛着のあるPCですが、まずは下記を確認しましょう。
・当時のPCがWindows10にアップグレードしてまともに動くのか。
・アップグレードに必要な、確認すべきスペックとは。
・ブログサイト用のデジカメ画像編集の加工ができるとうれしい・・・等々、
アップデート後の活用を明確にし、コスト効果を判断したい。
Windows10 アップグレードサービスが利用可能です。(2020年11月現在)
既存のWindows7・8の正規ライセンスのPCから、Windows10へのアップデートが「Windows10 のダウンロードページ」から無償で可能です。
まずは、既存スペック把握と拡張性の確認を行います。
対象のWindows7(Windows8)PCの既存スペックを確認します。これはメーカーサポートサイトの型番検索等で調べると全仕様がわかります。
また今までの利用実績を確認し、今後も継続利用したいソフトウエアやリソースの利用状況も把握しておきましょう。
NEC PC-LL770HS(2012年発売)OS:Windows® 7 Home Premium Service Pack 1 (SP1) 64ビット 正規版
CPU:Core™ i7-3610QM プロセッサー
コア数:4コア/8スレッド
チップセット:HM77 Express
メモリ:PC3-12800・デュアルチャネル対応)/最大16GB(8GB×2)
グラフィックス:インテル® HD グラフィックス 4000(最大1920×1080ドット表示)
HDD:約1TB(Serial ATA、5400回転/分)
NEC PC-VN770ES(2011年発売)
Windows® 7 Home Premium with Service Pack 1 (SP1) 64ビット正規版
CPU:Core(TM) i5-2410M CPU @ 2.30GHz
コア数:2コア/4スレッド
チップセット: HM65 Express
メモリ:PC3-10600・デュアルチャネル対応)/8GB(4GB×2)
グラフィックス:インテル® HD グラフィックス 3000(最大1600×900ドット)
HDD:約2TB(Serial ATA、5400回転/分)
拡張確認とメーカーサポート状況の確認
今回の2機種ともストレージとメモリに拡張できる余地があります。すでに製造から年月が経過した機種ですが、下記を考察して判断します。
- Windows10用のドライバソフト、又は動作実績がある。(そもそも大前提です。メーカーサイトを確認し、Windwos10へのアップグレードが可能機種であれば問題ありません)
- メモリを買い足す場合、当時の規格のメモリが品薄の場合もあります。また、価格も含め確認が必要です。
- 最新のSSD等は、当時の機器の規格により本来の性能が発揮できない場合があります。
- ノートPCの場合、バッテリーは正常に機能しているか。(バッテリーが寿命の場合、取り換えは結構高額です)
- Win7からのグレードアップでWindwos10に移行する場合、SSDに換装後の処理の場合は、HDDからSSDへのデータコピー処理等が必要(変換アダプタ等も別途必要な場合あり)で、手順手続きが増加します。
- Windows10に未対応のソフトがある場合は利用できません。また、動作しないソフトがわかっている場合は、事前にアンインストールしてからアップグレードする事をお勧めします。
Windows10にアップグレードする価値と判断
新品ではないので故障のリスクは高くなり、拡張しても動作速度は遅く感じます。また、5万円程度で新品の機器が購入できます(スペックは価格相応ですが)ので、手間やコストを掛けてアップグレードする価値があるか判断しましょう。
- HDDはSSDに換装する事を前提に考えましょう。
- メモリはトータルで8GB以上が必須と考えましょう。
- 最新PCでも5万程度から購入できる(スペックは価格相応)事を前提に考えましょう。
- アップグレード後の利用目的が明確ですか。画像編集、WEB編集、メール確認用等・・・
- バックアップ機として利用できますか。メインPCの故障時の緊急稼働用・・結構重要。
- でも、当時の購入価格(例えば10万円)に少しの投資(1万円前後)で、最新OS環境のPCが利用できるとうれしい!
- まあ、愛着のあるPCなので理由はないけど使い続けたい・・・・ありです!!
今回対象の2台ともメモリは8GBで、NotePC(NEC PC-LL770HS)はCore™ i7のCPUを実装しているので、SSDに換装すればWindows10環境でも、なんとか活用できそうです。
コスト1万以内を目標に、Windows10へのアップグレードを実施します。