TONEX PEDAL・ONEは、AI Machine ModelingによるToneModelをライブやスタジオでも利用できます。モデリングで利用する「TONEX」「AmpliTube」の音質性能や、世界中のユーザーがモデリングしたToneModelを自由に利用できる「Tone-Net」のメリットも魅力的ですが、今回のバージョン1.8の機能追加でさらに高評価が広がると思います。
- 初めてのTONEXインストール設定
- 11月の最新アップデートと新機能
- TONE-NET・ファームウエアの必須設定
TONEXの初期設定・インストール
始めての設定でログインユーザーを登録し、商品シリアルを登録します
最初にIKマルチメディアサイトでユーザー登録後、プロダクトマネージャーのインストールを行い、ソフトウエアなどのダウンロードを行います。
①「IK Product Manager」をWindows・macOSにダウンロードします。
②インストール後起動し「Redister」ボタンをクリックします。
③購入したPedalなどのシリアルナンバーを「REGISTER PRODUCT」に入力します。
④入力後「Register」ボタンをクリックして登録を完了します。
ソフトウエアインストール
⑤SofuWareタブでTONEX MAXやAmpliTube 5をダウンロードしインストールします。
⑥Hardwareタブ配下のDrivers/Firmwareタブから最新のASIOドライバー(Windows)がダウンロード出来ます。
・なお、購入したモデルに依って無償のソフトウエアのグレードが異なります。
★このプロダクトマネージャーで、ソフトウエアのバージョンアップも行います。
・PEDAL・ONEに無償添付のソフトは、単体購入に比べ圧倒的にコストが魅力です。
11月15日最新アップデート「Ver1.8.0」は8種類のエフェクト追加
ソフトウエア・ドライバー等のバージョンアップもプロダクトマネージャーから行います。
「IK Product Manager」からアップデートする事で、最新のソフトウエアを利用可能です。
TONEXのメニューデザインも変更されていますが、スムースに操作可能です。
TONEX「Ver1.8.0」は8種の新しいエフェクト(ディレイ2種、コーラス、フランジャー、トレモロ、フェイザー、ロータリー、スプリング・リバーブ)が追加されました。
新しいエフェクトブロックは、アンプとキャビネットの前段・後段に設定でき、ノイズゲートも見直しされています。この新しい8種のエフェクトは、TONEX、 Pedal・ONE で利用できます。
バージョンアップが革新的な理由
Tone Modelとは「AIMachineModeling™テクノロジー」を使用して、アンプ、キャビネット、コンボ、ペダルのサウンドを正確・忠実にモデリング可能ですが、リバーブ・ディレイ・コーラス・フェイザー・フランジャーなどの時間軸や位相軸で音色を変化させるストンプ及びコンプレッサー等はモデリングに不向きなケースがあります。(他社のモデリング、サンプリングモデルも同様と思います)。
ですので、今回のVer1.8.0の8種類のエフェクトの追加は、機能補完として大変大きな価値があります。
TONEX PEDAL・ONE ファームウエアもアップデート
ソフトウエア等のバージョンアップに合わせて、TONEX PEDAL・ONEのファームウエアのバージョンアップも実施します。
・TONEXの「Librarian」ボタンで現在のファームウエアの状態が確認出来ます。
・右側のコントロールアイコンで「Firmware Update」を選択できます。
・PEDALなどのPC接続タイミングなどで、自動的にアップデート画面が表示される場合もあります。
Tone NETは初期設定が必須
世界中のユーザーがアップした膨大なモデリング(ToneModel)を利用する為には、ToneNETの登録を行い「ログイン」する必要があります。
TONEXの「ToneNET」ランプがグリーン表示で無い場合、接続が行われないない・初期設定が出来ていない可能性があります。
・右側のNETアイコン(地球儀っぽい)からサイトに接続し、初期設定を行います。
・TONEXサイトの基本設定が終わっているハズですので、アカウント情報は連携しますが「ニックネーム」(インターネット上でデータアップなどに利用)の登録が必要です。
・ToneNETのアカウント接続はTONEXでも引き継がれます。
TONEX まとめ
今回、TONEX PEDALのアニバーサリーリミテッドエディション(ホワイト)も発売されましたが、ライブやステージで利用できる魅力的なギアです。
- ToneModelでモデリングされたお好みのトーンを、自由に切り替えて利用できます。
- PEDALとONEが選択でき、ストンプラックでの運用も自由に可能です。
- TONEXとAmpliTubeソフトウエアが優秀で、無料付属であるコストメリットはとても大きい。
- ソフトウエアとPEDALは同じ音色を利用出来ます。これはDAWでのVST組み込みでも同様です。
- 既にDTMで優秀なオーディオインターフェースをお持ちの場合には、活用シーンがさらに広がります。
例えばPEDALが無くても、DI入力経由のTONEX+AmpliTube(Total Studio MAX)も可能です。 - この価格帯では最高のパフォーマンスだと思います。セールを見逃さずに利用しましょう。