自宅スタジオで「音楽作成や演奏&サウンドメイキング」の為の「最適な環境」を構築しましょう。
この記事を読むと、次の事が理解できます。
- DTMに必要な機材と選定基準
- オーディオインターフェース・ケーブリング・サウンドモニター
- デスク選びのノウハウとDIY、及びアームスタンドの活用
- 楽器別DTM機器情報
[DTM] 必要な機材と選定基準
DAWとPC環境
DTMによる「快適な音楽作成環境」は 、「DAW」と「PC」及び「インターフェース」等を活用する事で可能となります。実現したい目的別に最適な環境を構築しましょう。
ケース別:DTMの必要構成
演奏する楽器や収録機器・インターフェース・方法により、最適な構成が異なる場合があります。
また、DTM・宅録環境で行うプロセスとスタジオワークが連動する場合、DAWや機器の選定が重要になる場合もあります。
但しメジャーなDAWを利用する限り、それに合わせた環境がおのずと整って来ますので、ご自身の好きなDAWを選択しましょう。
Audio-Interface(オーディオインターフェース)
DTMで作曲や演奏をする場合には、マイクや電子楽器からのサウンドをPCに取り込む必要があります。また、配信や動画編集の場合にも「ナレーション」や音声の取り込みは必要ですし、編集された音楽などの再生も必要です。 標準のマイクやイヤホン端子[…]
ケーブリング(MIDI・Audei-Interface規格と接続ノウハウ)
DTMで収録に必要な機器とコネクタ・ケーブルについて、必要なノウハウまとめ記事です。DTMで必要な機器間の接続コネクタ規格配線ノウハウ(束ね・識別・記録配線図)配線まとめ楽器別の音声の取り込みアコースティック楽器[…]
サウンドモニター
- スピーカー・ヘッドフォン・イヤーモニター
- サウンドモニター(スピーカー・ヘッドフォン・イヤーモニター)と「アクティブ・パッシブ+アンプ」
デスク選びのコツとDIYのメリット
市販のデスクを選定する場合は、以下の要素を検討しましょう。
家具の専門店で様々なデスクが販売されていますが、現物を見て確認できると安心です。近くに販売店が無くWEBで注文する場合には「レビュー」や規格をよく確認し、メジャー等で設置場所や機材配置の問題が無い事をチェックしたいですね。
デザインと構成
DTMにも利用可能な多段構造の天板、ディスプレイ台や引き出しの装備、L型や異形構造のデスクがありますが、カタログやWEBの写真では、大きさのイメージや色味が実物と異なる場合があります。
- 「高さ空間」方向を上手に活用出来ると、配置の自由度がアップします。
- 「手に届く範囲」に配置出来ると、利便性・効率がアップします。
- 「メイン機材・楽器(キーボード等)」が、最も使いやすい正面に配置できる事が大切です。
サイズ
部屋(設置場所)の制限もありますが、デスクに設置・配置する機材でサイズを決定すると間違いがありません。
実際には「奥行よりも幅が広い」方が使い勝手が良いと感じます。
例えば「幅:1,200mm以上 奥行:600mm以下」であれば理想的だと思います。
- キーボードやモニタースピーカーなどの配置が窮屈にならない
- 奥行の必要な機材が少ない(昔のブラウン管ディスプレイなど)ので最低限でOK。
- 部屋が広く利用できる(奥行部分)
材質
薄いべニア貼り合わせ(中が空洞)の天板材質は避けましょう。これが一番の注意点と思いますが、天板が「無垢材・集成材(積層材)」又は金属と組み合わせた強度のある材質である事を確認しましょう。但し、楽器やスピーカーやアーム類(照明・ディスプレイ・PC取付用)や重量物を設置しない場合は問題ない場合があります。
- 強度が不足する(ゆがむ・割れる・へこむ)材質を避ける
- 共振・振動する素材を避ける
可変機能(高さ・幅・奥行)
デスク面の床からの高さ調整があると大変便利です。特に鍵盤を机上に設置する場合は弾き易さに直結します。多段天板モデルでは設置に影響がある場合もあり、モニタースピーカーやディスプレイの配置にも影響が出ないように考慮します。
なお、椅子座面の高さ調整で鍵盤とのバランスを取る方法もあります。
耐荷重
スペック表に明記されない場合が多いので判断が難しいのですが、人が乗ってもビクともしない!強度であれば安心だと思います。
お勧めは?
ゲーミング用のデスクや事務用の平机にも魅力的な商品が多くありますが、個人的には下記のような構成に魅力を感じます。
- 「横幅が広く(1,200mm~1,800mm)、奥行きが短い(500mm~600mm)」平机(天板のみの机)
- ディスプレイ・PC・照明・マイク・オーディオインターフェースなどは、可能な限りアームスタンドに取り付け
- サウンドモニタースピーカーはしっかりとした台座に設置する
- 机面の高さ調整可能であれば、机下部の有効活用(キーボードの配置等)が可能となる
DIYで自作した現在のデスク。
机脚はニトリ(スーパービバホームにも類似品あり)で購入し、無垢材にボルト取り付けしています。
アームスタンドを活用して「最適な空間活用環境」を構築しましょう。この記事を読むと、次の事が理解できます。アームスタンドの種類と機能アームスタンド別の選定基準マイク・照明・撮影スタンドは実況者の必需品様々な選択が出来る”アー[…]
[ keyboardist(electric) ] 必要な機材を選定する 1.キーボード (シンセサイザーやエレピ・MIDIコントローラー) キーボードのウエイト・ハンマーアクション・タッチ機能等で、操作性や[…]
[ Guitarist・Bassist・Drummer (electric) ] 必要な機材を選定する1.エレキギター・エレキベース本体(その他の様々なエレキ楽器本体)国内外の様々なメーカがありますが、初めて楽[…]
まとめ
最適なDTM環境の考察点
- DTMは目的別に必要な周辺機器・楽器構成などが異なりますが、基本となるPC・DAW・Audio-Interface及びMonitoring(スピーカー・ヘッドフォン等)の選択もとても重要です。
- デスクは奥行より「幅」重視で選ぶ事で座ったままで手が届く範囲を増やし、76~88鍵キーボードの設置を可能とします。
- ディスプレイ・PC等のアームスタンド設置により「机上を広々と活用できる」と、利便性と生産性が向上します。
ここは注意!
- DAWやAudio-Interfaceは、PC環境(Mac/Windows)に依存する場合があります。
- デスク上にキーボードを設置する場合、鍵盤への連打などは大きな荷重負荷となります。デスクの構造や耐荷重の問題ないかしっかりと確認しましょう。