[ keyboardist(electric) ] 必要な機材を選定する
1.キーボード (シンセサイザーやエレピ・MIDIコントローラー)
- キーボードのウエイト・ハンマーアクション・タッチ機能等で、操作性や実現できる機能が異なります。
メーカーの機能説明や楽器店での試奏により、必ず自身の要望・好みの確認をしましょう。 - キーボードの鍵盤数(~88鍵)を選択します。
- 当然ながら音色は重要です。
DTMで楽曲の作曲や練習を行う場合に、キーボディストは勿論ですが他の楽器奏者でもキーボードを導入するメリットがあります。
① キーボードのリアルタイム入力( 鍵盤が弾ける場合 )では必須。
②DAWコントローラとしてアサイン機能を利用する:同一メーカーのDAW(YAMAHAであればCuBase)との組み合わせでは、よりアサインナブル(キーボードのつまみ・ノブとDAWの特定の機能を連携させる)な環境設定が出来る。
③シーケンサーの活用等:内臓音源や外部インプット・ボコーダー(マイク入力)等により、PC不要で複数トラックのレコーディングや、MIDIデータの書き出し・トラックのデジタルアウトプット(USB等経由)が可能な機種があります。
最近ではコンピュータ(のDAW)に音源をインストールして利用するケースが主体ですが、外部音源モジュールも存在します。
当初シンセサイザーの登場にあわせてMIDIの活用が進むなかで、シンセサイザーのキーボードとコントローラの操作を「外部音源モジュール」でそのまま活用(演奏)できる事で活用需要が拡大しました。特にメジャーなシンセサイザーの音源は、旧商品も現役で活躍中です。
さらに、ダイレクトにコントロール可能なデジタル・アナログシンセサイザーモジュールも登場しています。一般的な操作パネル(液晶等)の階層に入り込んだ作業ではなく、ライブ等でも快適なキータッチ操作が期待できます。
当然ながら外部MIDIキーボード(鍵盤)経由の演奏やDAWでの操作も可能です。
☆掲載機種の機種名・メーカー名等は各社の登録商標です。
掲載した機能や性能については代表的なものを表現しており、全ての機種で実現しない場合があります。また、更新されている場合がありますので、最新の情報を確認して下さい。
2.キーボディスト用のDTMデスクの選定
キーボードをデスクにセットする構成例です。
- 88鍵・66鍵・49鍵キーボードをセットする場合の机面占有イメージです。
- 机上と机下に配置したい場合は、デスクとキーボードスタンドそれぞれが高さ調整可能だと柔軟に設置可能です。
・現在は1番左の構成で配置しています。デスク下66鍵のシンセサイザーが演奏し易い高さに調整してあります。
・高さ調整ができるピアノ椅子でバランスも取れますので椅子との組み合わせも大切です。
・市販の高さ調整可能なデスクは数が少ない為、DIYが可能であれば挑戦する価値があります。
★パソコンやディスプレイ・照明機器・マイクなどを「アーム」を介した取り付けにする事で、デスク上の空間を広く利用できます。特にDTMで重要なモニタースピーカーの最適配置も自由度が向上します。
3.キーボディスト用のモニター環境
- 音出しには外部スピーカーなどの環境が必要ですが、オーディオインターフェース(又はミキサー)経由のモニター出力(スピーカ及びヘッドフォン)をお勧めします。
まとめ
キーボディストに必要な機材と環境
- MIDI規格はメーカー間でも統一されている為、様々なインターフェースが利用可能です。MIDIポートとUSB接続で「MIDI通信」が可能ですが、USBの機能役割は商品で異なりますので注意が必要です。
- キーボードペダルなどメーカーによって極性が異なり、設定を変更しないと利用出来ないもの(サスティーン用ペダル等)がありますので、複数台差控え利用の場合には注意が必要です。
- 魅力的なシンセサイザーやピアノタッチが優れたキーボードが存在しますが、新商品の登場が少なく感じます。音色についてはDAWに組み込めるソフトシンセ・音源も優秀ですので、様々な商品を選択できます。
- 楽器やパソコンは当然ですが、周辺機器やデスク環境も含めた最高なクリエイティブ環境を目指しましょう。