あなたのオーディオや、ワイヤレスBluetoothイヤホンなどで最高のサウンドをエンジョイしましょう!!
オーディオの初心者でも大丈夫です。通勤・通学中でも好きなサウンドを体感できます。
また、マニアの方は最近レコードはもちろんCDの新盤も少なく、かつての名盤も入手できないと思っていませんか?でも心配はいりません。ダウンロードサイトにはあなたが想像通りに素晴らしい音楽・音源がそろっています。新盤はもちろんかつての名盤のダウンロードも可能です。
この記事を読むと、次の事が理解できます。
- ハイレゾ定義と音源の魅力
- それらの音源を最高の音質で再生する機器と選定方法
- 最新のハイレゾ技術による高音質の音楽(音源)のダウンロードサイト
そもそも「ハイレゾ」定義とは?
ハイレゾとは「High Resolution」の略で、直訳すれば「高い解像度・分解能」となります。
日本オーディオ協会の「Hi-Res 」定義は、基本はCDクオリティ以上であり、量子化ビット数が24bit以上でサンプリングレートが96kHZ以上の音源(ファイルフォーマットの定義有り)と再生機器への対応を求めている事がわかります。
(なお先行して「電子情報技術産業協会:JEITA」でも定義があり、「サンプリングレートと量子化ビット数のいずれかがCDスペックを超えている」事を条件としています)
ハイレゾで強化された「サンプリング周波数」と「量子化ビット数とダイナミックレンジの拡大」
CDの規格を基準としたそれ以降の音源のフォーマット比較は次の通りです。ハイレゾ定義としては「サンプリング周波数を高くする=再生周波数の高音域側が拡張される」事と「量子化ビット数の拡大=音の密度・滑らかさの向上」とそれに伴う「ダイナミックレンジの拡大」が主な改善点ですが、これらのメリットを正確にお伝えしたいと思います。
量子化ビット数は「データの解像度」と言い換えられます。量子化ビット数が1bitのときは「0か1か」の2段階の表現ですがですが、2~32bitは下記の通りです。
- 2bit : 4段階
- 4bit : 16段階
- 8bit : 256段階
- 16bit : 65,536段階 dynamic range:96dB・・・・CDクオリティ
- 24bit : 16,777,216段階 dynamic range:144dB Hi-Res
- 32bit : 4,294,967,296段階 dynamic range:192dB Hi-Res
この量子化ビット数で「ダイナミックレンジ」が決まりますが、量子化ビット数が16bitの場合96dB、24bitは144dB、32bitならば192dBであり、人間の聴覚のダイナミックレンジが120~130dB程度と言われるため、ハイレゾ音源ならば聴覚を余裕で超えたデータを理論上は扱える事になります。
因みに、CD時代の次世代として登場した「SACD」は「ΔΣ変調」による標本化方式で、サンプリングレートは1bit /2.8224MHz(=2822.4kHz)のハイレゾ規格でした。
このSACDCで採用されたフォーマットがダイレクトストリームデジタル(DirectStreamDigital, DSD)であり、DSD自体はその後も拡張規格化され現在に至ります。スペックは原理的には120dBのダイナミックレンジと100kHzを超える周波数の記録が可能とされています。
SACDのデジタル信号は複雑な変換プロセスが不要で、元の音楽信号をローパスフィルターで処理する事でストレートに再現できます。また、2層記録メディアにステレオ(2.0ch)サラウンド(最高5.1chサラウンドまで)の記録をサポートします。
勿論現在でもSACDの音楽メディアは購入できますが対象が限定的な事と、SACDプレーヤーを持っていない場合には、ダウンロードサイトからDSD音源を入手する方が現実的かもしれません。
この様にPCMとDSDでは規格は異なりますが、JEITAによる定義と日本オーディオ協会ハイレゾ定義の対象となっています。
種類 | サンプリング周波数 | 量子化ビット数 | 1chあたりの 情報量/秒 | データ容量 |
CD | 44.1kHz | 16bit | 705.6Kbps | 基準値=1 |
ハイレゾ (WAV、Flac) | 96kHz 192kHz | 24bit | 2304Kbps 4608Kbps | 3.3倍 6.5倍 |
ハイレゾ(DSD) | 2.8224MHz 5.6448MHz | 1bit | 2822.4Kbps 5644.8Kbps | 4.0倍 8.0倍 |
サンプリング周波数の拡大「倍音の正確な再現」
ハイレゾではサンプリング周波数が高くなる程、高い周波数まで再生可能(理論値)となります。
- 48kHzのサンプリング周波数であれば24kHZまで再生可
- 96kHzのサンプリング周波数では48kHzまで
- 192kHzのサンプリング周波数であれば96kHZまで再生可能
CD時代の実質20kHzよりも高い周波数まで再生できますが、
しかし・・・・
・音楽では、シンセサイザー等の電子楽器に制限はありませんが、楽器で一番音域の広い88鍵のピアノの最低音は27.5Hz、最高音は8186Hz。それより最低域の再生はパイプオルガンやバスドラなど、最高域はシンバルなど。
映像の世界でのハイレゾと比較する
映像の世界の解像度は「領域密度の向上」= 音の「量子化ビット数の拡大」
映像の世界での「高い解像度」は「ハイビジョン~4K」、さらに8Kと言うことになりますが、解像度のもたらす魅力の方向性は同じと言えそうです。
例えば4Kカメラで撮影した画像の解像度を高く維持すると、ディスプレイ上も印刷物も素晴らしい画質となるでしょうがデータ容量も大きくなります。逆に解像度を下げる程「輪郭がギザギザ」しボケたイメージになります。
☆可能であれば「高い解像度」で元の画像のままを美しく再現したい
★可能であれば「高い解像度」で元の音源のままを再現したい
色の世界の「色域規格」はあるが、万人に共通ではない事実
色域は規格としてAdobeRGB、DCI-P3、Rec.2020などがありますが、いづれも人間が知覚することができる色の領域を定義したものと言えます。
しかし・・・・
・加齢に伴い白目の部分が黄色化し色味が変化する。(専門家の意見)
・人の目の「虹彩と瞳孔」の組み合わせは大きく分けて24種類で、日本人は凡そ4種類(黒目~濃茶色)だそうですが、そもそも組み合わせにより見え方が異なる可能性があるという事です。(もしあなたが他人に乗り移る能力があれば、おなじ青でも見え方が違うことに気が付くかもしれません)
☆見え方は違っても「美しい映像は美しいと判断できるし、美しく見たい」
★聞こえ方は異なっても「素晴らしい音楽は理解できるし、いい音で聞きたい」
映像も音楽も、インプットからアウトプットまでトータルの性能が重要
1.ハイレゾ定義的にはデジタル機器以外に、アナログ機器(マイクやアンプ・スピーカーやイヤホン等)も定義されており、サウンドプロセス(インプット~ミキシング~アウトプット)トータルでスペックを満たす環境が推奨されています。
2.個人の「素晴らしいミュージック、良いサウンド」の定義はそれぞれだと思いますので、「実際に性能が向上したデジタル音源」を”楽しむこと”が大切で幸せなことだと思います。
ハイレゾは日本発の定義ですが、CEAを始め市場を拡大しています。
米国家電協会(CEA)と日本オーディオ協会(JAS)は、ハイレゾオーディオ(High-Resolution Audio/Hi-Res Audio or HRA)市場の拡大に向け、共同でデバイスやコンテンツのプロモーションを行なう協力関係を2014年に締結していますが、デジタル・エンターテイメント・グループ(DEG)、The Recording Academyらが策定したHRA規格では、JASと同様に「CD以上の音質で録音されたマスターから作成されたロスレスオーディオ」がハイレゾと定められています。音源についても、マスターの製作方法により4種類の表記方法が用意され、「MQ-P」は48kHz/20bit以上(96kHz/24bitなど)のPCMマスターをソースとするもの、「MQ-A」はアナログマスター、「MQ-C」はCDマスター(44.1kHz/16bit)、「MQ-D」はDSD/DSFマスターを示すものとなります。
また、JASが日本で会員企業に展開している「ハイレゾロゴ」は、CEAの会員企業も共通利用しています。(もともとSONYの商標ロゴだったが、無償提供)
ハイレゾのまとめ
- ハイレゾは、過去のCD規格(16bit時代)よりも大幅にスペックを向上し、デジタル化に伴う「基の音源の情報の欠落」を高いレベルで補う事を目指しており、再生だけではなく「音に関係する全てのプロセス」で高次元に満たすことを定義しています。
- ハイレゾで定義された広い周波数とダイナミックレンジ、より高いSN比を再現するメーカーの開発への挑戦が実施され、配信音源やフォーマットの拡張を含め、様々な魅力的な商品が増加したと言えます。