Digi Fi D/D D/Aコンバータでハイレゾ・デジタルを楽しむ

 今回はDijiFi付録商品(D/D、D/Aコンバーター)に焦点をあて、各入出力情報・性能や活用方法についての紹介と、デジタル機器共通の用語と機能役割についてご案内します。
 すでに販売が終了している雑誌付録ですが、"Olasonic"製で話題性も高く多くの方が購入されたと思います。
この記事を読むと、次の事が理解できます。

  1. Digi-Fi 雑誌のデジタル付録機器の内容と機能
  2. デジタルコンバータの種類と役割

Digi Fi D/D D/Aコンバータでハイレゾ・デジタルを楽しむ

機能・スペック

 別冊ステレオサウンド誌である「Deji Fi (デジファイ)」の2014~2015年発刊号で、D/Dコンバーター(15号)・ D/Aコンバーター(16号) ・ デジタルパワーアンプ(17号) が付録として入手可能でした。その後も2020年3月11日から3月28日の期間限定の「スチューデントパック」として、デジタル商品の半額販売も実施されました。
当時多くの方が性能に興味を抱き バリューなコストで購入され、3点一式+スピーカーでデジタル環境を楽しむ事が出来ました。
なお、別売りで3グレードのシャ-シも販売され、㈱奥澤モデルを注文して組み込みました。(オプションのFS LED サンプリング周波数/ビットレート表示LEDも実装しています)

スペック
D/Dコンバーター
音声信号Format:44.1・48.0・88.2・96kHz/16bit・24bit
入力端子:USB TypeB・RCAピン
出力端子:同軸デジタル・USB BUSパワースルー
D/Aコンバーター
音声信号Format:44.1・48.0・88.2・96kHz/16bit・24bit
入力端子: 同軸デジタル・光デジタル・ マイクロUSB (BUSパワースルー入力用) *ジャンパースイッチ差し替え式
出力端子: RCAピン ・3.5фヘッドフォン端子
☆D/DとD/Aコンバータを6pin端子で連結する場合は、ジャンパースイッチはCOAXとする

*同時に17号付録の「パワーアンプ」も購入していますが、現在もデスクトップ用のサウンドモニター(スモール用)として利用しています。
スペック:周波数特性3~45,000Hz±2db、出力12W+12W(6Ωダイナミックパワー)

活用方法 何が出来る?

 D/A・D/D・A/Dコンバーターにより、同軸・光デジタルコンポーネントからの入力や、ヘッドフォンアンプとしても利用可能ですが、最も活用されそうな構成を紹介致します。

パソコンとのUSB接続で、サウンドデータをハイレゾで再生する

☆USB経由で再生できる!
パソコン内のハイレゾ音源を高音質で再生するニーズはとても多いと思いますが、 USBで簡単に接続できる事が重要です。
☆重要なのは:対応音源(ハイレゾ音源)
対応する音源さえあれば96kHz/16bit・24bit で再生できます。
ダウンロードサイトやUSBメディア等で高音質の音源が入手可能です。

アナログサウンドをデジタル化してパソコンに取り込む

☆USB経由でパソコンに取り込める!
レコードプレーヤーやテープレコーダー等のRCA端子から、アナログ音源のデジタル化が出来ます。
*レコードプレーヤーはフォノイコライザー経由の取り込み
☆取り込み用のソフトウエアは必要(ハイレゾ音源用)
アナログ音源を適切にデジタル化する為のソフトがあると、利便性や取り込んだ音源管理がやりやすくなります。

取り込み用ソフトウエア

Windowsパソコンでは”foober2000”(フリーソフト:高性能ですが設定にコツが必要です)、MACの場合”AudivanaStudio”(サブスク型:とにかく簡単)などがお勧めですが、ハイレゾ対応の最新の商品であればOKです。

Diji Fi デジタルコンバータの役割

ここでは”デジタルのコンバート機能”について概要説明致します。

D/Dコンバーター(デジタル⇔デジタル変換回路)とは

 デジタル電気信号を別のデジタル電気信号に変換する総称です。実際にはコネクタ規格が伴うケースでD/D変換されます。
例:S/PDIF ⇔ USB

A/D・D/Aコンバーター (アナログ⇔デジタル変換回路)とは

 アナログ電気信号からデジタル電気信号に変換する総称です。D/A変換の場合は変化の向きが反対となり、アナログ電気信号に変換します。
例:S/PDIF ⇔ RCAピン

 AVアンプやプリメインアンプでも、デジタル端子を装備する機種が大半です。但し、USB経由でパソコンと接続しデジタルデーターを活用利用できるケースは少なく、この"Diji Fi"のコンバーターが活躍します。
お持ちの方は様々なシーンで活用しましょう。

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