Wavosaur ダウンロードと設定方法

 Wavosaurは高性能なサウンド・オーディオエディタとしてフランス・グリーンランド・フェロー諸島の開発チームによって提供されています。Wavosaurは、オーディオを編集するすべての機能(カット, コピー, ペースト, 音楽ループ生成, 分析, レコード, バッチ変換等)を持ち、VSTプラグイン・ASIOドライバ・マルチチャンネルwavファイとリアルタイムエフェクト処理をサポートしています。
 まさにマスタリング、サウンドデザインに利用できるWindows専用の高機能エディタと言えますし、DAWとは異なる運用で活用可能です。

  1. ダウンロードとインストール方法
  2. 日本語化と環境設定で重要な項目を中心に説明
  3. LAMEのインストールと設定方法

Wavosaurのダウンロードとインストール方法

これ以降の説明は「Windows10」環境での設定です。
「Wavosaul」はオフィシャルサイトからダウンロード可能です。
Download Wavosaur free audio editor, manual & skins
*窓の杜などのダウンロードサイトも利用可能です。

ここではWavosaur本体は公式サイトから「Wavosaur.1.7.0.0-x64.zip」をダインロードします。-2022年02月時点-
*Wavosaur(32・64bit版)本体は、インストーラーが無く(インストールは必要なく利用できる)、外部DLLも必要なくレジストリにも書き込みません。

Wavosaul日本語化提供サイト:
TiltStr::不定期版 Wavosaur ver.1.7.0.0 - 日本語化パッチ (seesaa.net)

TiltStr::不定期版さんのWEBサイト

日本語化パッチは「TiltStrさん」が提供されている最新版の「Wavosaur.1.7.0.0_32_64jp」をダウンロードしセットアップを実施します。

ヒント!01:日本語化パッチは適用をお勧めします。専用機能や詳細設定も複数あり、日本語化で機能がイメージし易くなります。また少しでもイージーミスを回避する為に有用です。

Wavosaur本体の圧縮データを解凍し、フォルダ配置と日本語化を実行します

①Wavosaurを解凍します。
②プログラムを格納するフォルダを作り、解凍したファイルを格納します。
③ Wavosaur.exeのショートカットをディスクトップ等に設置します。
④日本語化プログラムを解凍します。
⑤64フォルダ内のプログラムをWavosaurを格納したフォルダにコピーし⑥実行(ダブルクリック)すると、日本語化が完了します。

基本設定と起動イメージ

 高性能な雰囲気が、最初の統合された起動画面からも伝わってきます。
 利用目的としてはお手軽にも使えますが 、リアルタイムに掛けられるVSTエフェクトや様々なコントロール機能とASIOドライバー対応も含め、マスタリングにも活躍出来そうです。
 この波形画面は、様々な提供がされているスキンの中から「cryptosaur2」に変更していますが、好みのスキンへの変更も簡単です。

初期設定と機能

オーディオ構成設定:入出力デバイス関連の設定

①②オーディオ出力は「ASIOドライバ」のチェックの有無で表示が入れ替わります。なお、コンピュータに設定済のリストが表示されますが、外部機器が未接続のままで選択するとコメントが表示されます。
③④出力バッファサイズとサンプルレートを選択します。
⑤⑥オーディオ入力を選択し、入力バッファサイズとサンプルレートを選択します。
動作範囲外の値を選択しないように注意します。

オーディオ出力経路 :出力音声チャンネル

 オーディオ出力経路は、オーディオ構成設定で選択したデバイスに紐づく出力音声チャンネルが表示されます。
正常に表示されない場合等は、リセットボタンで更新します。

ライブラリ:LAME MP3ライブラリ

MP3変換等が必要な場合はLAMEの適用が必要です。
LAMEのダウンロード先は複数ありますが、信頼できる情報が少ない事も事実です。一応、サイト内容から下記を抜粋しました。なお、AudacityでもLAMEが必要なケースがありますがダウンロード手順は共通です。

RAREWARESサイト:
RareWares - LAME Bundles

①ダウンロードした圧縮フォルダを解凍する。
②「lame.exe」と「lame_enc.dll」をコピーし③Wavosaurフォルダ内にペーストする。
④lame.exeを実行(ダブルクリック)する。
Wavosaurを再起動(開きなおす)すれば終了です。
メニューバーの「ファイル」から「エクスポート」→「MP3形式でエクスポート」でビットレートを指定して実行し、MP3の書き出し検証をします。

Wavosaulの機能:高機能な設定内容

実際の活用場面で機能紹介を行います。

動作確認をしましょう

基本設定を効率的に実施する為にも、音源データを取り込んで動作検証します。
ファイルメニューの「開く」から対象音源を取り込むか、ドラック&ドロップで読み込みます。
なお、マイク入力を録音ボタンでスタートした場合は、トラックが自動作成されます。
画面上部の動作ボタン(スタートボタン・録音ボタン・ポーズ・停止等)で再生と録音の正常性を確認します。

まとめ

Wavosaurの特徴と活用

  • 高機能でマスタリングでも利用できるWindows専用の無償ソフトです。
  • 多目的に活用できますが、機能を使いこなすとさらに価値が高まります。
  • ASIOが利用出来ますので、DAWと連携した運用も可能です。
  • この記事の対象Windowsバージョンは64bitを前提にしています。
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