もっとも簡単にお気に入りのミュージシャンの音源を入手する方法は、WEB上のダウンロードサイトになります。
この記事を読むと、次の事が理解できます。
- ハイレゾ音源フォーマットのまとめ
- 音源フォーマットは再生できるフォーマットを選びましょう
- 最新のハイレゾ技術による高音質の音楽(音源)のダウンロードサイト
音源フォーマットの種類と特徴
現在様々な音源フォーマットがダウンロードできますが、ハイレゾ対応音源のフォーマットにも種類が存在します。フォーマット毎の特性や、再生機器やソフトウェアの対応要件が異なる為フォーマット選びはとても重要です。
あなたが再生できる(機器やソフトが対応している等)フォーマットを選びましょう。
Hi-Res(ハイレゾ)フォーマットの選び方
日本オーディオ協会の録音フォーマットのハイレゾ定義では「 FLAC or WAVファイルで96kHz/24bitが可能であること」ですが、実際の音楽サイトでダウンロードできる主のハイレゾ音源はWAV・FLAC・DSDで、複数の「サンプリングレート」と「量子化ビット数」で提供されています。
ここでは最近話題のMQAコーデック(e-onkyoで販売されているMQAファイルは「FLAC」形式でマスター音源(最大で384kHz)を48 kHz24ビットにエンコードしたもの)」も含めます。
*MQAのHiRes再生には「レンダラー・フルデコーダー」機能が必要です。
- WAV (waveform Audio Format)
リニアPCMデータ(無圧縮・複合化無し)で音質は保証されるが、サンプリングレートや量子化ビット数次第でデータ容量は大きくなります。タグ/メタデータの公式な定義は無く利便性が下がる場合がありますが(埋め込まれたアーティスト情報等が表示されない等)、保々全てのサウンドプレーヤで再生可能です。 - FLAC(Free Lossless Audio Codec)
基のソースと比べ最大で60%前後のファイルサイズに圧縮可能で、ジャケット写真や歌詞等、メタデーターも付けられるロスレスコーデック(符号化からのデコード時の完全性により、理論上の劣化は無いとされる)です。Mac OS(IOS含む)ではiTunesが正式に対応するまでは、Flacを再生する為のプレーヤが必要です(過去にFlacを正式にサポートするアナウンスがありましたが・・) - DSD(Direct Stream Digital)
ソフトウエアだけではなく、DSD完全ネイティブ再生のハードウエア環境により、本来の能力が発揮できます。(「PCM変換をしない」事と、DoP「DSD over PCM」では無くネイティブ再生である事・・・DSDでは無くPCMになってしまう為)
*「DSDIFF」と「DSF」:ソニーがVAIO時代に開発したDSFファイルはID3v2.3に準じたタグ情報を埋め込む事ができ、アルバム・アートやタイトルなど、MP3やFLACと同様のメタ表記が可能です。
出展元:日本オーディオ協会| dsf (jas-audio.or.jp) - MQA(Master Quality Authenticated)
「音の折り紙」と呼ぶ技術で超高域を可聴帯域内に折りたたみ小容量化を実現しています。「MQA」デコーダーがあれば折りたたみから再現(2段階)し、もとのハイレゾ再現が可能だが、なくてもCDグレードの再現は可能とされています。(実際の動作と運用は明確な仕様が定義されています)
出展元:How it works (mqa.jp)
再生したい(できる)ハイレゾ音源フォーマットを選びます
- 音源フォーマットを選択します。WAV・Flac・DSD(DSF)・MQA
- サンプリングレートを選択します。
- 量子化ビット数を選択します。
実際のダウンロードサイト(e-onkyo music のアルバム購入画面例)の音源リストから、希望の(ご自身の環境で再生できる)「ファイル形式」を選択し「カート」から購入すると「ダウンロード」可能(データ量も表示されます)となります。
5.1ch楽曲配信も始まっています
前出の「e-onkyo music」から、ドルビーTrueHD形式の5.1ch楽曲配信とWAV/FLAC形式の5.1ch配信が開始されています。
「ドルビーTrueHD形式の5.1ch楽曲」はBlu-ray Discの音声フォーマットとしてお馴染みだと思いますが、再生にはAVアンプが必要になります。
また「WAV/FLAC形式の5.1ch配信」データはPCにダウンロード後、無料の「VLC Media Player」とマルチチャンネル対応のUSBオーディオインターフェイスで再生できます。
音質は、ドルビーTrueHD/WAV/FLACいずれも24bit/96kHzまたは24bit/192kHzの5.1chですので、RMEの「Fireface UCX」やUNIVERSAL AUDIO の「Apollo X6」等、様々な機器で再生可能と思います。
勿論、音出し用のアンプ・スピーカーは5.1ch対応が必要ですが、環境がある方には魅力的なリソースが増加したと言えそうです。
【ミュージック音源】:音楽配信サイト
ハイレゾ特化の専門ダウンロードサイトとして有名です。またMQAなどの新しい取り組みも早く、最新のサウンド情報を入手できます。
お馴染みの”レコチョク”!!
ハイレゾも勿論ダウンロードできます。ここにしかない「ミュージシャン」もあります!